バー・インデックス(bar index)
文字板のインデックス表示を棒状の印で表したもの。棒時字の項参照。

パースペックス(perspex)
ガラスのような透明プラスチック材。風防ガラスの素材に使われることが多い。

バーゼル・フェア(Basel Fair)
14世紀から行われていた「スイス工業展」に、1931年に時計メーカーが参加したことに始まる、世界最大規模の時計、宝飾品の見本市。スイスの時計メーカーのみの参加が認められていたが、1973年にスイス以外のヨーロッパ諸国のメーカーが加わり、1983年に「スイス工業展」から時計宝飾部門が独立したのを機に、「ヨーロッパ時計宝飾展」となり、ヨーロッパ15カ国にアメリカが出展するようになった。1986年から日本、香港などのアジアの諸国の参加が認められた。

ハート・カム(heart pieceハート・ピース)
クロノグラフ・メーターの指針をゼロに戻す、心臓型のカム。カムとは、ムーブメントの運動をつかさどる部品のこと。

ハード・コア(hard core)
歯車の角に付着したしつこい汚れのこと。手で洗浄しないとなかなか取り除けない。

パーペチュアル・カレンダー(perpetual calendar)
パテック・フィリック社のモデルに搭載される永久カレンダー機能のこと。ちなみにロレックス社のパーぺチュアルとは自動巻きムーブメントのこと。永久カレンダーとは、月日、曜日が毎月自動的に変わるのはもちろん、大小の月の日数を記憶しており、どんな月でも月末の翌日には1日が自動的に表示され、さらに、4年に一度の閏年の2月には29日が表示される。機械式時計にこの機能が搭載すると、きわめて複雑な歯車装置が必要となる。

ハーモニック・パターン(harmonic pattern)
葉ーもグラフィックを使ってベゼルなどに施す機械的な装飾模様。この機械彫りをエンジン・ターンド、またはギョウシェ(フランス語)と呼ぶ。

バーレル(barrel)
ゼンマイが納まっている丸型の箱。香箱とも呼ばれる。

歯車(はぐるまgearギアー)
動力運動を伝達する装置。円筒の周囲に歯を作り、これを噛み合わせて用いる。

歯車拡張機(はぐるまかくちょうきwheel stretching toolホイール・ストレッチング・ツール)
歯車の大きさを調節する道具。主に、歯車の直径を拡大するのに用いる。その他、歯車の歯を切り落として整形する歯車整形機、寸法を測る歯車ゲージなどの各種器具がある。

白金(はっきんplatinumプラチナ)
金と同様に科学的に非常に安定した金属であるため、時計のケースに利用される。日本語で白い金と書くためホワイト・ゴールドと混合されるが、白金は金属元素で、ホワイト・ゴールドはプラチナと金の合金。

パッキン(packing)
腕時計の場合、ケースの内部に水が入らないように、また接着を補強するとき部品の接合部にパッキンを入れる。ゴム製とプラスチック製、テフロン製がある。ガラスとケース、ケース裏ブタ、リュウズとチュウブの各接合部に用いる。

ハック(hack)
兵士の間で、各自の時計を秒単位で合わせる行為のことを指す。戦地では秒単位で共通の時を共有しなければ作戦は成り立たない。リュウズを引くと秒針を止めることのできる機能のことをハックともいう。ハック機能を備えた最初の時計は、「ロンジン・ウイ-ムス」で、ベゼルを回転させて時報と同時に秒針の位置にベゼルに刻まれた60を合わせる仕組み。映画「プラトーン」でハックの場面が確認できる。

発光バイアル(はっこうばいあるliminous vialルミナス・バイアル)
スイスの先端技術会社であるマイクロテック社が開発した自発光性のガラス・カプセル。ガス状のトリチウムをガラス・カプセルに封入したもので、アメリカ政府は放射線物質の安全性を考慮して軍用腕時計の文字板の蛍光部分に発光バイアルを使用したものを1990年から採用している。これは1989年5月31日に発行された腕時計に関するミル・スペック、MIL-W-46374Eに規定されている、トリチウムの文字板への直接塗布の禁止に順じたものだ。発光バイアルは蛍光性が強く、安全であるため、軍用・民間用を問わず用途は広い。

発振回路(はっしんかいろoscilating circuitオシレイティング・サーキット)
ICの中に含まれる電子回路。電圧を与え続けて水晶(水晶振動子)の振動を持続させ、またそれにより水晶から発生する交流電圧を取り出す働きをする。ちなみに水晶振動子は、ある周波数の交流電圧を受けると、逆圧電効果により、同じ周波数の交流電圧を発生する。

バッファー(buffer)
自動巻き式時計のムーブメントに内蔵された緩衝器。

バネ棒(spring barスプリング・バー)
ケース本体にバンドを取り付けるための部品。オスバネ棒とメスバネ棒の2種類がある。メンズ用のサイズは10~22mm。

パフ(buff)
研磨や艶出しなどに使う装置で、円筒にフェルトなどをかぶせ、モーターに取り付けて高速回転で運転させる。

バブル・バック(bubble back)
1931年に開発されたロレックスの自動巻き腕時計パーぺチュアルは、全回転式のローターを採用した。当初のMAと呼ばれるモデルは手巻きの600型ムーブメントにローターを乗せたために、ローターの厚み分だけ裏ブタがもりあがった。この形状が泡のような膨らみをもっているため、バブル・バックという愛称がつけられた。技術改良によりムーブメントが次第に薄くなり、1950年には裏ブタにほとんど膨らみのない645型の通称セミ・バブルが誕生した。

パラシュート(parachute)
耐震装置のひとつで、ブレゲが1793年に考案している。天芯の受け石を鋼のアームで保持させたもので、衝撃をアームの弾力で吸収させようとしたもの。

パラショック(Parashock)
1956年(昭和31年)にシチズン社が開発した、国産で初めての耐震装置で、衝撃を受けた際、テンプの穴石と受石が、その衝撃を吸収するようになっている機構。この機能を実証するために、同社はヘリコプターを使って上空30mから「パラショック」を投下するという実験を敢行。実験が成功したことにより同社は「技術のシチズン」という称号を確固たるものにした。さらにパラショックというモデル名が「耐震装置」の一般名詞として、人々の間に広く浸透するという結果も生んだ。

パルスメーター(pulsimeter)
脈拍数を計算するクロノグラフ。患者の脈拍数を測り始める時にボタンを押してクロノグラフをスタートさせ、15回脈打った時にストップさせると、1分間の脈拍数をダイアル外周部の目盛りで読み取れるようになっている。15パルスメーターという。

日孔車(ひあなぐるま)
丸穴車(まるあなぐるま)の項参照。

B.O(びー・おーBureaux Suisse decontole de la marche des montres)
スイスの公認保持性試験協会の略。ビエンヌとラ・シェード・フォンにあり、5姿勢差と、4,20,30度の各気温での精度試験を行い、通過したものには歩度証明を授与する。これがクロノメーターと称する時計だ。

ビート(beat)
ムーブメント内の脱進機の刻み音。各メーカーによってビートの刻音数は異なる。5振動(1,8000Hz)、5.5振動(19,800Hz)、6振動(21,000Hz)、8振動(28,800Hz)、10振動(36,000Hz)など。

ヒゲ(hair springヘア・スプリング)
人間の髪の毛のように細いテンプ用のゼンマイ。テンプの動きを正確に保つための補助装置と考えればよい。平ヒゲ、ブレゲ(巻上げ)ヒゲ、ちょうちんヒゲなどさまざまな種類がある。

非磁性(ひじせいnon-magneticノン・マグネチック)
物質が磁気に作用しないこと。ひげやアンクルなど、磁気影響を 受けやすい部品を非磁製の素材で作ってある時計を非磁時計という。

日の裏車(ひのうらぐるまminute wheelミニッツ・ホイール)
筒車を駆動させる歯車。

日の裏装置(ひのうらそうちmotion モーション・ワーク)
時分計を作動させる歯車の総称。筒、カナ、日の裏車、筒車をさす。

日巻き(ひまき)
1日に1回ゼンマイを巻く時計のこと。これに対し、8日に一回巻く時計のことを8日巻きという。日本では1週間(7日)巻きが一般的。

標準時(ひょうじゅんじstandard timeスタンダード・タイム)
日常生活の単純化を測るために一定の子午線を選択し、その子午線に時刻を標準として一定地域内で用いる同一時刻のこと。

標準時計(ひょうじゅんどけいregulatorレギュレーター)
時計職人が時計を製作した際などに、時間(歩度)調節に用いる精密な時計のこと。

秒針(びょうしんseconds handセコンズ・ハンド)
各種時計の秒数を表す指針のこと。

平テンプ(ひらてんぷuncut balanceアンカット・バランス)
切れ目がないテンプで、温度変化に対して補正作用はない。

平歯車(ひらはぐるまspur gearスーパー・ギア)
同一平面内でかみ合う歯車のこと。

ピン時字(dot indexドット・インデックス)
直径0.5mmから0.2mmくらいの・(点)でレイアウト。文字板は女性らしく、おとなしい印象になる。

ピンク・ゴールド(pink gold)
銅の含有率が高い、赤みを帯びた金のこと。アメリカ人が好む色ということでアメリカン・ゴールドとも呼ばれる。アンテーィク・ウオッチのケースに多く見られ、日本でも人気が高い。ヨーロッパでは黄味を帯びたイエロー・ゴールドが好まれる。

フィドール(FIDHL)
スイスの時計協会(Fiduciciaire Horlogere Suisse)の略。スイス時計業界の協定調整委員会。1928年創設。

風防(ふうぼうglassガラス)
文字板を保護する、ケース上面の透明板のこと。クリスタルともいう。ケース窓の形に合わせて外形を決め、プレス、接着、パッキン、溶着などの方法で取り付けられる。ファッション性を高めるためにさまざまなカット(ダイアカット、スクエアカットなど)をしたり、文字や模様を印刷して取り付けることもある。ガラスの材料には、一般的なミネラルガラスと希少価値を高めるためにサファイアガラスが使われ、またプラスチックもよく使われる。

フェイス(face)
時計の文字板のこと。ダイアルともいう。一般には金属に各種のメッキやエナメル着色したものが多いが、高級品では金、銀、プラチナの貴金属を使用したり、インデックスにダイアモンドや宝石などを使ったものもある。

付加テンプ(ふかてんぷaffix balanceアフィックス・バランス)
補正ひげの温度係数の影響を修正するテンプだが、現在はほとんど使われていない。

複雑機械(ふくざつきかいcomplicated workコンプリケーテッド・ワーク)
クロノグラフ機能やミニッツ・リピーター機能、永久カレンダー、ムーンフェイスなどの複雑な機構を総称する語。

復刻時計(ふっこくどけいreplicaレプリカ)
過去の名品を蘇らせた時計のことで、レプリカともいう。パテック・フィリップの150年記念時計、セイコーの100年記念時計などが有名。

ブランク(blank)
ケースの材料の金属をプレス加工しやすい形で売っているもの。

振り石(ふりいしroller jewelローラー・ジュエル)
脱心機といつも密着しており、テンプの振動を保つために、天輪の下部についているつばに取り付けられた石のことを指す。

プレート(plate)
文字板の下部に位置する板状の部分、つまり地板のこと。この部分にムーブメントが組み込まれる。時計の大きさを示す形やサイズも、このボトムプレートの直系を意味する。地板と呼ばれることもある。

ブレゲ針(Breguet handブレゲ・バンド)
先端に丸い抜き穴が開けられた針のこと。ブレゲが考案したことからこの名が付けられた。

ブレゲヒゲ(Breguet balance springブレゲ・バランス・スプリング)
巻上げひげの別称。ブレゲが考案したことからこの名がついた。等時性がよいので高級品に使われる。

プロダクション・カウンティング(production-counting)
製品数を計算する機能を持つクロノグラフ。生産の効率を測るために用いられる。ベルトコンベアの場合、1個目が流れた時スタートさせ、10個、100個の単位を数え終わった時にストップすれば、その製品の1分あたりの生産数が読み取れるようにしたもの。タキメーターの項参照。

ペア・ウオッチ(pair watch)
同じデザインで大きさが違い、男性用と女性用がそろっている時計。腕時計の好みに男女の差はなくなってきたこともあり、ペア・ウオッチを製造するメーカーは多い。ギフトとして使われることが多く、1992年はじめにもと北海道・沖縄開発庁長官の阿部文男代議士が受託収賄の容疑で逮捕された事件で有名女優とのペア・ウオッチを要求したことで話題となった。

棒時字(ぼうじじbar indexバー・インデックス)
数字で表示する部分を棒状の表示にしたもの。棒字文字板ともいう。最もオーソドックスな文字板のデザイン。しかし、棒の太さや位置で微妙に印象が変わる。

防水性(ぼうすいせいwaterproof levelウオーター・プルーフ・レベル)
現在最高の防水性を誇るダイバーズ・ウオッチといえば、ポルシェ・デザインの「オーシャン2000」の2000m。次いで、ロレックスの「シードゥエラー」の1240m、そしてセイコー、レマニア、タグ・ホイヤーなどが1000m本格的なダイバーズ・ウオッチを揃えている。現在の人類の潜水記録は、シュミレーション実験でも700mにも達していない。ダイバーズ・ウオッチの開発競争は、防水性を示す深度数ではなく、シチズン「デプスメーター」やセイコー「スクーバマスター」のような水深計測を訴えた機能面で凌ぎを削っている。

防水時計(ぼうすいどけいwaterproof watchウオーター・プルーフ・ウオッチ)
水分や湿気からムーブメントを保護するため、ケースに特殊機能を施した時計の総称。リュウズや裏ブタをねじ込み式にしたり、パッキンを挟み込むなどして防水性を高めた。金属の固まりを型抜きし、リュウズをねじ込み式にしたロレックス社のオイスター・ケースは、防水時計のパイオニアとしてはあまりにも有名。

飽和潜水(ほうわせんすいsaturation divingセツェレーション・ダイビング)
プロのダイバーが行う潜水方式。スキューバーの変わりにヘリウムを使用する。ヘリウムが時計に対して害を及ぼすので、100m以上の本格的な潜水を行う場合は、ヘリウム対策を施した特別仕様の時計が必要となる。ロレックスの「シードゥエラー」は、加圧時に時計の内部に侵入したりヘリウムが減圧時に膨張して風防を押し上げるのを防ぐために、排出バルブを設けている。排出バルブはロレックスの特許のため他のメーカーは、ガラス、リュウズのパッキンを工夫してヘリウムの侵入を最小限に留めている。

歩度緩急(ratingレーティング)
歩度(日差)は緩急を調整すること。テンプ式時計は緩急針によりひげの長さを変更し、音叉時計では振動数を変更して行う。パテックフィリップやロレックスなどには、マイクロステラスクリューやジャイロマックスなどのネジで微調整を行う調整装置を有するものもある。

ホーニング(dull finishダル・フィニッシング)
細かい粒子を叩き付けることによってできる乱反射面。ごく細かいざらざら面でつや消しの効果がある。

ホールマーク(hallmark)
金や銀の偽造や模倣を防ぐために、1300年にロンドンで設立されたゴールドスミス社は、イギリス政府から貴金属を検定し、検証刻印をホールマークと呼んだのが始まり。そしてイギリスではホールマークのない金銀製品は不法とされた。ホールマークは使用する金属の材質や純度を示すもので、材質や純度によってさまざまなマークがある。

ホーン(hornホーン)
時計のアームから出ている取っ付きのこと。本体にバンドを装着するバネ棒を固定する。ちなみに、ホーン用のバネ棒をメスバネ棒と言う。

星車(ほしぐるまstar wheelスター・ホイール)
歯の先端が尖った星型の歯車。リピーター機能を持つ時計や数取り車、カレンダー機構に内蔵されることが多い。

ポジティブ・セット(positive set)
リュウズ巻き式時計の指針を巻芯で時間調整できるようにした機能。

補正テンプ(ほせいてんぷcompensation balanceコンペンセーション・バランス)
温度変化で生じるひげの弾力変化を調整するテンプ。バイタル・テンプ、切りテンプも含まれる。

歩度(ほどrateレイト)
時計の進み、遅れ度合い。

歩度緩急(ほどかんきゅうratingレーティング)
歩度(日差)を緩急に調節すること。テンプ式時計は緩急針によりひげの長さを変更し、音叉時計では振動数を変更して行う。パテックフェリップやロレックスなどには、マイクロステラスクリューやジャイロマックスなどのネジで微調整を行う調整装置を有するものもある。

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