オメガ ブレスレット延長修理事例|余りコマが無い場合の対処方法
「時計のブレスレットを延長したいけど、余りコマがない…」
このようなご相談は、特に中古購入や譲り受けた時計で多く見られます。
サイズが合わないまま無理に着用すると、装着感が悪いだけでなくブレスレットやバックルへの負担にもつながります。
今回は、ヴィンテージのオメガ シーマスターにて実施した「ブレスレット延長修理事例」をご紹介しながら、余りコマがない場合の対応方法について解説します。
目次
- ブレスレット延長とは?
- 余りコマが無い時計のよくあるケース
- 延長が必要になる理由
- 今回の修理事例(オメガ)
- コマが無い場合でも延長できるのか
- ブレス調整の注意点
- 修理のご案内
ブレスレット延長とは?
時計のブレスレット延長とは、腕周りに合わせて長さを調整する作業のことです。
一般的には「コマの追加」で対応しますが、
- 余りコマが無い
- 純正パーツが入手できない
といった場合には、別の方法で対応する必要があります。
特にヴィンテージ時計では、現行モデルと異なり部品供給が終了していることも多く、加工による対応が重要になります。
余りコマが無い時計のよくあるケース
以下のようなケースでは、コマが不足していることが多いです。
- 中古で購入した時計
- 譲り受けた時計
- 長年使用しているヴィンテージモデル
特にオメガなどのヴィンテージモデルは、年代ごとにブレス構造が異なるため、単純なコマ追加が難しいこともあります。
延長が必要になる理由
ブレスレットのサイズが合っていない場合、以下のような問題が起こります。
- 装着時にきつくストレスになる
- バックルやピンに負荷がかかる
- ブレスレットの劣化を早める
適正なサイズに調整することは、快適性だけでなく時計の寿命にも関わる重要なポイントです。
特に短すぎる場合は
バックル部分に負担がかかることもあるため注意が必要です。
適切なサイズに調整することで
時計を快適に使用することができます。
今回の修理事例(オメガ)
今回は当店でお買い上げいただいたヴィンテージのオメガの腕時計で、
もう少し腕周りにゆとりをもって着用したいとご相談いただきました。
腕に装着するとかなりタイトな状態で、
そのままでは快適に使用できない状況でした。
コマの入手が困難という判断のため、
ブレスレットサイズを延長する修理を行いました。
【修理前】
一般的なバックルとコマの組合せになります。

コマが不足しているコマ追加前の状態です。
【修理後】
コマの形状がやや特殊だったため、
延長パーツに切断・穴開け加工を施した上で取り付けを行っています。

無事オメガのブレスレットサイズを延長することができました。

背面から延長部を見た様子です。ブレスの取付位置が外側に広がっていることが確認できます。
時計に使われるバネ棒は一般的に、
- ブレス用:溝が切ってあり付け外しが容易な形状。ケースとブレスを繋ぐ。
- 中留め用:頭が短く、側面から飛び出さない形状。ブレスとバックルを繋ぐ。
といった具合で、使い分けられています。
今回は延長パーツの幅が特殊だったため、中留め用に合うサイズが無く、
ケース用に使用するバネ棒の頭を削り加工した上で取りつけを行いました。

中留め用はブレス用ほどサイズ展開が無いことが多く、今回のように必要なサイズが無い場合はブレス用を加工して使用します。
ヴィンテージのブレスレットはモデルや製造された年代ごとに構造が異なるため、
状況に応じて加工による調整が必要になる場合があります。
時計修理のご相談について
当店では
- ブレスレットサイズ調整
- コマ追加
- 外装修理
などの作業にも対応しています。
店舗は名古屋市千種区本山にあり、店頭での受付のほか
全国からの郵送修理にも対応しています。
修理料金の目安について
- コマ調整(延長パーツ不要の場合):¥1,100(税込)~
- 延長パーツに加工が不要な場合:¥3,300(税込)~
- 延長パーツに加工が必要な場合:¥5,500(税込)~
モデルにもよりますが、コマを入手するよりもお得な場合が多いです。
バックル周辺であれば着用時に目立つこともありませんので、是非ご検討ください。
ブレスレットのサイズ調整やコマ追加など、
腕時計の外装修理についてもお気軽にご相談ください。
修理のご相談やお見積りは
お問い合わせフォーム
からお気軽にご連絡ください。
オーバーホールなどの機械修理については、こちらの記事もご覧ください。
時計の振り角とは?正常値と低下する原因|オーバーホールの目安









この記事へのコメントはありません。