エベル タラワ|純正バンドが廃盤でも、純正バックルは使い続けられる?

エベル タラワ|純正バンドが廃盤でも、純正バックルは使い続けられる?

純正バンドを交換したいのに、廃盤でもう手に入らない。純正バックルも、もう使えないのだろうか…

純正バンドが手に入らなくても、新しいバンドを加工して純正バックルを使い続けられる場合があります。今回は、エベル タラワの革ベルトをヒルシュ「ジョージ」に交換し、純正バックルを付け替えた事例をご紹介します。

純正バックルを開いた状態のエベル タラワとヒルシュ ジョージ

交換後のバックル側。青いバンドに、エベルの純正バックルを取り付けました。

【目次】

前回と同じタラワで、今回は純正バックルも残したい

前回のエベル タラワのバンド交換記事を読んだお客様から、同じモデル(E9127J40)のバンド交換についてご相談をいただきました。今回お預かりしたのは、ブラック文字盤のタラワです。

前回のお客様と同じように、汎用バンドをそのまま取り付けられず、お困りだったそうです。そこで、バンドを交換できるように時計のケースを加工し、できればエベルの純正バックルもそのまま使いたい、とのご希望でした。

バンド交換後も再利用するエベル純正バックル

エベル タラワの純正バックル。

純正バックルに合わせて、新しいバンドを調整

一般的なバックルなら、新しいバンドのバックル側の幅や厚みが合えば、そのまま付け替えられることもあります。ところが、タラワの純正バックルは形状が特殊で、お客様ご指定のヒルシュ「ジョージ」は、そのままではバックルに通りませんでした。

そこで、バックルに通す部分の裏側のラバーを削り、バンドの厚みと幅を調整しました。純正バックルに合わせてバンド側を仕立てることで、新しいバンドでも使い慣れたバックルをそのまま使えるようになりました。

純正バックルに合わせて裏側のラバーを削ったヒルシュ ジョージ

裏側のラバーを加工した部分。元の凹凸が残る部分との違いが確認できます。

ラバー材の厚みを調整した部分を側面から見たヒルシュ ジョージ

加工した部分を側面から見たところ。バックルに通るよう、バンド側を調整しました。

時計側は、前回と同じバネ棒用の穴あけ加工

時計本体への取り付けには、前回と同じくラグにバネ棒用の穴を設けました。タラワは純正バンドをネジで固定する構造のためです。ケースの穴あけは元に戻せない加工です。取り付け部の構造や加工の注意点は、前回の加工事例で詳しくご紹介しています。

バンドを外したエベル タラワの専用取り付け部

バンドを外した状態の取り付け部。一般的なバネ棒式とは構造が異なります。

純正バックルを残した仕上がり

ブラック文字盤に合わせたのは、明るい色のステッチが入ったブルーの「ジョージ」。表にはアリゲーター型押しのカーフ、裏にはラバーを使ったバンドです。手元の印象は変わりましたが、時計を着けるときは、これまでと同じエベルのバックルで留められます。

ヒルシュのブルーのジョージを取り付けたエベル タラワ

ブルーのヒルシュ「ジョージ」を取り付けた、ブラック文字盤のエベル タラワ。

エベル タラワにヒルシュ ジョージと純正バックルを取り付けた全体の仕上がり

時計からバックルまでの全体像。新しいバンドと純正バックルを組み合わせました。

エベル タラワの純正バックルに加工後の青いバンドを通した状態

加工後のバンドを純正バックルに通したところ。厚みと幅を調整したバンドの先端が、バックルの枠を通っています。

定革と遊革を外し、純正バンドに近い雰囲気に

ジョージには、バンドの先端を押さえる革の輪が二つ付いています。バンドに固定された輪が「定革」、位置を動かせる輪が「遊革」です。

今回はタラワの純正バックルの構造上、この二つの輪がなくてもバンドを留められます。そのことをお客様にお伝えしたところ、外してほしいとのご希望でした。二つの輪を外すとバックルまわりがすっきりし、純正バンドに近い雰囲気に仕上がりました。

定革と遊革を外す前のヒルシュ ジョージとエベル タラワの純正バックル

取り外し前:バックルの横に、ジョージの定革と遊革が付いています。

定革と遊革を外したヒルシュ ジョージとエベル タラワの純正バックル

取り外し後:二つの革の輪を外し、バックルまわりがすっきりしました。

加工料金と納期

今回と同じ加工を行う場合の、通常料金と納期の目安です。

加工料金の目安(すべて税込)

  • 時計側のバネ棒用穴あけ加工:7,700円
  • 純正バックルに合わせたバンド加工:2,200円
  • 加工料合計:9,900円(バンド本体代別途)

納期は2週間が目安です。
※ご希望のバンドの在庫状況によっては、さらにお時間をいただく場合があります。

純正バックルを残してバンドを交換したい方へ

純正バンドの供給が終わっていても、バックルの形状や状態によっては、新しいバンドと組み合わせられることがあります。交換を諦める前に、お手持ちの時計とバックルをお見せください。市販のバンドを購入する前でも、時計側の取り付け部とバックル側の両方を確認し、ご案内できます。名古屋市千種区本山の店頭のほか、郵送でのご相談にも対応しています。

エベルのバンド交換・加工のご相談
純正バンドが見つからずお困りの方へ

純正バンドが手に入らなくても、お手持ちのバックルを生かせる場合があります。時計の取り付け部やバックルの形状・状態を確認し、交換方法をご案内します。

バンド交換・加工について相談する

時計の型番と、時計全体・バンド取付部・バックルの写真を添えていただくとご案内がスムーズです。
交換相談に向けて革ベルトの状態を確認する当店の作業風景

製品の素材構成の参考:HIRSCH「George」公式製品情報

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