3分でわかる|時計ベルトのサイズはどこを測る?ラグ幅の測り方を修理店が解説

時計ベルト交換前に確認するラグ幅の測り方

時計ベルトを交換したいと思っても、「自分の時計には何mmのベルトが合うのか」「時計のどこを測ればよいのか」が分からず、購入を迷うことがあります。

交換用ベルトの取付サイズは、時計ケース全体の横幅ではなく、時計とベルトをつなぐ左右のラグの内側から内側までを測って確認します。

この記事では、ラグ幅を定規やノギスで測る方法、測定したサイズに合うベルトの選び方、ベルト裏側にあるサイズ表記の見方、通常の測り方だけでは選べない時計の例まで解説します。

結論:ラグの内側から内側までが18mmなら、基本的には取付幅18mmの時計ベルトを選びます。

動画で見る|時計ベルトのサイズはどこを測る?

動画では、ラグ幅18mmの時計に16mm・18mm・20mmのベルトを合わせ、サイズの違いも比較しています。

時計ベルトのサイズは「ラグ幅」で確認します

交換用の時計ベルトを選ぶときに確認するのが、時計本体のラグ幅です。

ラグとは、時計ケースの上下にある、ベルトやブレスレットを取り付けるための突き出した部分を指します。

時計ベルトの取付サイズを確認するラグ幅の位置

左右のラグの内側を測ります

測る場所は、ラグの外側から外側までではありません。ベルトが収まる内側から内側までのすき間を測ります。

この寸法は、時計ベルトの商品ページで「取付幅」「時計側サイズ」「カン幅」などと表記されることがあります。

ラグ幅を定規で測る方法

一般的な交換用ベルトであれば、目盛りの見やすい定規を使ってラグ幅を確認できます。

  1. 時計を安定した場所に置きます。
  2. 可能であれば、取り付けられているベルトを外します。
  3. 定規の0mmの位置を、片側のラグの内側に合わせます。
  4. 反対側のラグの内側までの幅を、mm単位で確認します。
定規で時計のラグの内側から内側までを測っている様子

定規でもラグ幅を確認できます

定規を斜めに当てると、実際より広く見えることがあります。時計を正面から見て、定規がラグに対してまっすぐになるように測ってください。

時計を傷つけないよう、金属製の定規をケースへ強く押し当てないことも大切です。

ノギスで測る方法

ノギスがある場合は、測定部分を左右のラグの内側へ合わせることで、定規より細かく寸法を確認できます。

ノギスで時計のラグの内側から内側までを測っている様子

ノギスなら細かく測定できます

ただし、時計ベルトの一般的な取付サイズを確認する目的であれば、必ずしもノギスを用意する必要はありません。

16mm、18mm、20mmなどの一般的なサイズで、定規の目盛りから明確に判断できる場合は、定規で確認できます。

測定したラグ幅と同じサイズのベルトを選びます

基本的には、測定したラグ幅と同じ取付幅の時計ベルトを選びます。

時計のラグ幅 選ぶベルトの取付幅
16mm 16mm
18mm 18mm
20mm 20mm
22mm 22mm

例えば、ラグの内側から内側までが18mmなら、商品ページで取付幅18mmを選択します。

「18mmに近いから20mmでもよい」といった選び方ではなく、mm単位で一致するサイズを選ぶのが基本です。

ベルトの幅が合わないとどうなる?

ラグ幅より狭いベルト

ラグ幅18mmの時計に16mmのベルトを取り付けると、時計本体とベルトの間にすき間ができます。

ラグ幅18mmの時計に16mmのベルトを合わせた比較

18mmに16mmの時計を合わせると、隙間が生じてしまいます。

取り付けられる場合でも、ベルトが左右に動きやすくなり、時計との一体感も損なわれます。

ラグ幅と同じベルト

ラグ幅18mmの時計には、取付幅18mmのベルトが適正サイズです。

ラグ幅18mmの時計に18mmのベルトを合わせた比較

18mmに18mmの時計バンドを合わせると、ピッタリ合います。

ラグの間へ自然に収まり、時計本体との間に不自然なすき間もできにくくなります。

ラグ幅より広いベルト

ラグ幅18mmの時計に20mmのベルトを合わせると、ラグの間へきれいに収まりません。

ラグ幅18mmの時計に20mmのベルトを合わせた比較

18mmに20mmの時計バンドを合わせると、収まりません。

無理に押し込むと、ベルトの取付部分が変形したり、時計ケースへ傷を付けたりする可能性があります。広いベルトを削ったり、強く押し込んだりして取り付けることはおすすめできません。

ベルト裏側の「18/16」は何を表している?

時計ベルトの裏側には、「18」「20」または「18/16」のようなサイズが記載されている場合があります。

時計側18mmと尾錠側16mmを表す時計ベルトの18/16表記

18/16は時計側と尾錠側の幅

一般的に「18/16」と記載されている場合は、次の寸法を表します。

  • 18mm:時計本体へ取り付ける側の幅
  • 16mm:尾錠を取り付ける側の幅

時計側のラグ幅が18mmなら、最初の数字が18mmのベルトを選びます。

現在使用している純正尾錠やDバックルを新しいベルトへ付け替える場合は、後ろの数字にあたる尾錠側の幅も確認してください。

現在付いているベルトの刻印だけで判断しない方がよい理由

中古時計やヴィンテージウォッチでは、以前の所有者が純正品とは異なるサイズのベルトへ交換している場合があります。

現在付いているベルトに「18mm」と記載されていても、そのサイズが時計本体に本来適しているとは限りません。

交換用ベルトを購入するときは、既存ベルトの刻印だけでなく、時計本体のラグ幅も測って確認すると安心です。

17mmや19mmなどの奇数サイズもあります

時計のラグ幅は、16mm・18mm・20mmのような偶数サイズだけとは限りません。

ヴィンテージウォッチや一部の現行時計では、17mm・19mm・21mmといった奇数サイズが採用されている場合があります。

測定値が19mmに見える場合に、「20mmに近いから20mm」と判断すると、ベルトが収まらない可能性があります。

1mm刻みでサイズ展開されている時計ベルトもあるため、測定したラグ幅に合うものを選びましょう。

ラグ幅だけではベルトを選べない時計もあります

次のような時計は、ラグ幅が分かっても一般的な交換用ベルトをそのまま取り付けられない場合があります。

  • ケースとブレスレットが一体化したデザイン
  • 専用形状のエンドピースが使われている時計
  • カーブした取付部分を持つ専用ベルト
  • バネ棒ではなく固定棒が使われている時計
  • ケースへベルトを差し込む特殊な構造

一般的な直線形状の革ベルトへ交換できるか分からない場合は、ラグ幅だけで購入を決めず、時計や現在の取付部分の形状も確認してください。

ベルトを外さずにラグ幅を測れる?

ベルトが付いた状態でも、おおよそのラグ幅を確認できる場合があります。

ただし、ベルトがラグの内側を覆っていると、定規の位置がずれたり、実際の寸法より狭く見えたりすることがあります。

正確に確認するには、ベルトを外した状態で測るのが確実です。

バネ棒が固着している場合や、工具が滑って時計を傷つける心配がある場合は、無理に取り外さないでください。時計店や修理店へ時計を持ち込み、サイズを確認してもらう方法もあります。

修理店からのポイント

時計ベルトのサイズ確認では、ラグ幅だけでなく、取付部分の形状やバネ棒の状態も確認します。

特に中古時計やヴィンテージウォッチでは、現在付いているベルトやバネ棒が時計本体に合っていない場合があるため、既存部品だけを基準にしないことが大切です。

また、時計本体に合う幅であっても、ケースの厚さやラグの長さによって、厚いベルトが干渉することがあります。サイズ表示だけで判断が難しい場合は、時計本体を確認したうえでベルトを選ぶと確実です。

まとめ|ベルト交換前にラグの内側を測りましょう

時計ベルトの取付サイズは、時計ケース全体ではなく、左右のラグの内側から内側までを測って確認します。

  • ラグの内側から内側までをmm単位で測る
  • 測定したラグ幅と同じ取付幅のベルトを選ぶ
  • 狭いベルトはすき間ができ、広いベルトは収まりにくい
  • 既存ベルトの刻印だけでなく、時計本体も測る
  • 純正尾錠やDバックルを使う場合は尾錠幅も確認する
  • 特殊形状の時計は一般的な交換ベルトが使えない場合がある

サイズを確認できたら、時計のデザインや使用場面に合うベルトをお選びください。

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