時計が止まる原因とは?修理が必要なケースを解説
腕時計を使っていると、
「朝まで動いていた時計が止まっている」
「腕につけているのに止まってしまう」
といった経験をすることがあります。
時計が止まる原因はさまざまですが、
単なる巻き上げ不足の場合もあれば、内部部品の劣化が原因の場合もあります。
この記事では
- 時計が止まる主な原因
- 修理が必要なケース
- オーバーホールの目安
について、時計修理の視点から解説します。
目次
- 時計が止まる原因
- クォーツ腕時計が止まりやすいケース
- 機械式時計が止まりやすいケース
- 止まる症状が出た場合
- 修理で改善するのか
- オーバーホールの目安
時計が止まる原因
時計が止まる原因にはいくつかのパターンがあります。
時計の種類は大きく分けて、
- クォーツ
- 機械式(手巻き・自動巻き)
が存在し、それによって疑われる原因が変わります。
クォーツ腕時計が止まりやすいケース
電池切れ
クォーツの腕時計は、電池の電力を原動力として動いています。
そのためクォーツ腕時計が止まってしまった場合、真っ先に疑われるのが電池切れです。
この場合ですと店頭で最短20分程度でご返却可能です。
その他内部パーツの故障や不調が疑われる場合は、
最後の電池交換からの期間や、電池残量、その他内部基盤の信号などを調査し、
総合的に判断いたします。
状態によってはオーバーホールをおすすめする場合もあります。
機械式時計が止まりやすいケース
ゼンマイの巻き上げ不足(特に自動巻き腕時計)
機械式腕時計はゼンマイの力で動いています。
ゼンマイはリューズを巻いたり、自動巻き機構によって巻き上げられます。
しかし
- 着用時間が短い
- 腕の動きが少ない
といった場合、ゼンマイが十分に巻き上がらず時計が止まることがあります。
ゼンマイは時計の動力源となる重要な部品です。
デスクワークなど腕の動きが少ない方に比較的よく見られる原因です。
故障ではないため、着用前にゼンマイを何度か巻き上げてから使用すると改善します。
油の劣化
機械式時計の内部には多くの潤滑油が使用されています。
この油は時間とともに劣化するため、摩擦が増え、歯車の動きが悪くなります。
この結果
- 精度が悪くなる
- 時計が止まりやすくなる
といった症状が発生します。
磁気帯び
スマートフォンやPCなどの電子機器の近くでは、時計が磁気の影響を受けることがあります。
時計の保管場所の周りに電子機器を置いていたり、
移動時にスマホと同じバッグに入れて日常的に持ち運んでいたりしませんか?
当店では過去に、マグネット付きのバッグの影響で磁気帯びさせてしまった方もいらっしゃいました。
内部の歯車やヒゲゼンマイが磁化すると
- 精度が大きく狂う
- 時計が止まりやすくなる
といった症状が出ることがあります。
内部パーツが小さな磁石となり引きあったり反発したりして、
正常な動作を妨げてしまっている状態です。
あまり神経質になる必要はありませんが、
保管場所の30cm以内には磁気帯びの要因となるものを置かないことを推奨します。
衝撃
腕時計は日常生活の中で衝撃を受けることがあります。
強い衝撃が加わると
- テンプ
- アンクル
- 歯車
などの位置関係が変わり、時計が正常に動かなくなることがあります。
部品摩耗
長年使用している時計では、歯車や軸などの部品が摩耗することがあります。
摩耗が進むと歯車の回転がスムーズに伝わらず、時計が止まる原因になります。
機械式時計が止まりやすい状態とは?
以下のような場合、時計が止まりやすくなることがあります。
- オーバーホールを長期間していない
- 自動巻きの巻き上げ効率が低下している
- ゼンマイが劣化している
- 磁気帯びしている
特に長期間メンテナンスをしていない場合は、内部油の劣化が原因のことが多いです。
止まる症状が出た場合の影響
時計が止まりやすい状態を放置すると
- 日差が大きくなる
- 精度が安定しない
- 完全に動かなくなる
といった症状につながることがあります。
このような場合、内部点検が必要になることがあります。
修理やオーバーホールで改善するのか
時計が止まる症状は、多くの場合オーバーホールによって改善します。
オーバーホールでは
- 分解
- 部品洗浄
- 注油
- 組み立て
- 精度調整
- 防水検査
などの作業を行います。
これにより内部の摩擦が改善され、時計が正常に動作するようになります。
磁気帯びに関しては店頭で発覚した場合、無料で磁気抜き対応いたします。
修理事例紹介
当店でも「時計が止まる」という症状で修理のご相談をいただくことがあります。
ロレックス オイスターパーペチュアル オーバーホール修理事例
こちらの事例では止まりまではなかったものの、
長期間メンテナンスをしていなかったため、内部油が劣化しており精度が低下していました。
オーバーホールを実施することで、正常な精度に回復しています。
オーバーホールの目安
機械式時計は精密機械のため、定期的なメンテナンスが必要です。
一般的には3〜5年ごとのオーバーホールが推奨されています。
以下の症状がある場合は点検をおすすめします。
- 時計が止まりやすい
- 日差が大きい
- 精度が安定しない
時計修理のご案内
当店 muta factory(有限会社ウォッチリペアサービス) では
- 機械式時計オーバーホール
- 電池交換
- 外装研磨
- パーツ交換
- 防水検査
などの時計修理に対応しています。
受付方法は
- 名古屋 本山 店頭受付
- 全国郵送修理
のどちらでも対応可能です。
修理料金の目安は下記のページをご覧ください。
ブランド別オーバーホール修理の料金表
時計が止まりやすい場合は、お気軽にご相談ください。
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