3分でわかる|腕時計のリューズの操作方法は?ねじ込み式と時刻合わせの注意点

腕時計のリューズ(竜頭)は、時刻合わせや機械式時計の巻き上げに使うつまみです。操作前に時計を腕から外し、通常式かねじ込み式か、どの位置で何を操作する機種かを確認します。

ねじ込み式リューズはロックを解除してから操作し、終わったら通常位置へ戻して締め直します。固い・引けない・回らないと感じても、まず種類と操作位置を確認し、力で動かそうとしないことが大切です。この記事では、操作方法と時刻合わせ・日付早送りの注意点、時計店へ相談する目安を整理します。

リューズを操作する前に時計を腕から外す

手首に着けたままだと、リューズを斜めに引いたり、回すために強い力を掛けたりしやすくなります。時計を外してケースを支え、乾いた手で操作しましょう。爪や工具で無理にこじる必要はありません。

濡れた状態や水中では操作しないでください。防水時計でも、リューズが開いた状態では本来の防水性を期待して扱うことはできません。

通常式とねじ込み式リューズの違い・解除と締め方

通常式はリューズを指定位置へ引き出して操作します。ねじ込み式は、使わないときにねじで固定する構造です。
ネジ込み式の多くはダイバーズウォッチなど高い気密性が要求されるモデルに多く見られます。ロックを解除しないまま引っ張っても、通常式と同じようには動きません。

一般的なねじ込み式では、リューズの外側から見て反時計回りに回してロックを解除します。操作後は通常位置へ戻し、本体へ軽く押し当てながら時計回りに回して閉じます。製品の説明を確認し、ねじが正しくかみ合う感触を確かめてください。

途中で急に重くなる、斜めに入る、何度回しても閉まらない場合は、力で押し切らないでください。ねじや取付部の状態確認が必要です。

ねじ込み式リューズのロックした状態と解除した状態の比較
ねじ込み式はロックを外して操作

巻き上げ・時刻合わせ・日付合わせの操作位置

一般的な日付付き時計では、一段引いた位置でカレンダー、もう一段引いた位置で時刻を合わせるものが多く見られます。日付がない時計の場合は一段引いた位置で時刻合わせを行う方式が一般的です。また、特殊機能を備えた時計ではこれらの操作方法とは異なる場合があります。型番・機械番号に対応する取扱説明書を確認しましょう。

手巻き機能を備えた機械式時計では、通常位置(またはリューズのネジ込みを解除した位置)でリューズを回して巻き上げるものが一般的です。多くは時計回りに回すことで巻き上げが行われます。手巻き時計で巻き止まりを感じたら、それ以上力を加えないようにします。無理に巻き上げを続けようとするとゼンマイが切れてしまう恐れがあるため注意してください。
自動巻きでも、手巻き機能を備えたモデルが一般的ですが、すべての機種に手巻き機能があるわけではありません。

巻き上げの魅力や仕組みは、手巻き式時計の記事で紹介しています。

同じ腕時計のリューズの通常位置と引き出した操作位置の比較
段数と働きは機種の説明書で確認

日付・曜日の早送りと操作禁止時間帯

日付や曜日を早送りできる時計には、その操作を避ける時間帯が定められている機種があります。時計の内部でカレンダーを切り替える動作が進んでいる時間に早送りをすると、不具合の原因になることがあります。

一般的には夜の8時~朝の4時の間を避けていれば問題ない場合が多いですが、個体差もあるため、昼の12時など早送りを行っても問題ない時間帯で操作感を試しておくと違和感に気づきやすくなります。

ただし、一度間違えてしまったら必ず壊れてしまう、といったものではないことがほとんどですので、過剰に心配する必要はありません。「腕時計に優しい使い方」として頭に入れておきましょう。

操作後は、元の位置とロックを確認する

時刻合わせが終わったら、リューズが通常位置に戻っているか確認します。ねじ込み式はロックまで戻します。秒針が止まる機能(ハック機能)を備えた時計では、リューズを引いたままだと動かないことがあります。

「時刻を合わせた後から止まっている」と感じる場合は、まず操作位置を確認してください。通常位置へ戻しても動かないときの切り分けは、時計が止まったときの確認方法にまとめています。

時刻合わせの基本:確認してから元の位置へ戻す

  1. 時計を外し、ねじ込み式なら説明書に従ってロックを解除します。
  2. 時刻合わせ用の位置へリューズを引き出します。日付を操作する位置と取り違えないようにします。
  3. 指定された方向と手順で針を合わせます。カレンダー付き時計は午前・午後の設定も確認してください。
  4. 通常位置へ戻し、ねじ込み式ならロックを戻します。正常に動いているか確かめます。

段数、秒針が止まるかどうか、回す方向は機種によって異なります。説明書が見当たらないときは、型番や裏蓋の機械番号を手掛かりに操作方法を確認してください。

リューズが固い・回らない・戻らないときの対処

通常と違う重さ、空回り、リューズのぐらつきや脱落がある場合は、繰り返し回したり押し込んだりせず、点検をご相談ください。市販の油を差す、工具でつかんで回すといった方法は、別の部分を傷めるおそれがあります。

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時計の型番と操作したときの状況をお知らせください。機種と状態を確認し、操作方法や点検の必要性をご案内します。

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修理の可否や方法は、時計の状態と部品の供給状況によって異なります。
腕時計のリューズ周辺を点検する当店の作業風景

リューズ操作でよくある質問

リューズが引けないのは故障ですか?

ねじ込み式のロックが掛かっている可能性があります。構造を確認しても操作できない、急に感触が変わった場合は無理に引かず点検を相談してください。

1段目で日付、2段目で時刻を合わせればよいですか?

カレンダー付のモデルの場合、一般的にはその操作方法で問題ありません。一部例外もあるため、すべての時計へ同じ段数を当てはめず、機種別の説明書を確認します。
禁止時間帯以外の時刻で実際に操作して確かめる方法もあります。

ねじ込み式リューズが締まらないときは?

正しくねじがかみ合っていない場合と、ねじや取付部に問題がある場合があります。力を加え続けず、水回りで使用しないようにしましょう。
ネジ山の摩耗が進んでくると、噛み合いが浅くなったり締まらなくなる場合があります。その場合は早めにお近くの時計店へご相談ください。

まとめ|種類を確認し、戻すところまでが操作

リューズは時計を外して扱い、機種ごとの位置・方向・禁止時間を確認します。異常な抵抗を力で解決せず、操作後は元の位置とロックを確かめましょう。

参考:セイコー:ねじロック式りゅうず / グランドセイコー:お手入れ・使用上の注意

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